子どもに怒りたくなってしまうこと、あるよね。
でも、うちの親父の“伝説”を思い出すと、なぜかちょっと笑えて、肩の力が抜けるんだ。
拝啓、カーム家のみなさまへ。
今日はどうしても紹介したい人物がいます。
それは、我が父。そう、「説明書を読まない男」です。
この男の生き様は、まさに伝説。
その代表作が、これ——
【第1章|水虫 vs カビキラー事件】
ある日、実家に帰ったときの話。
静也「なんでカビキラーがリビングにあるの?」
母「お父さんの爪水虫がひどいから足にシュッシュしたんだって。あの洗面器も汚いよ」
静也「うぁわ!まじでw 漂白剤なんかかけたら余計に悪化するんじゃないの?薬つかいなさいよ・・・」
母「足ヒリヒリするって言ってたけど、これは効いてる証って言ってた」
父「水虫はカビなんだろ?」
リビングルームで、自分の足にカビキラーを噴射した男(笑)
塩素系漂白剤で皮膚を消毒するという、もはや化学兵器レベルの行動力。
ちなみに父は、水虫の飲み薬で副作用があるって話をどこかで聞いたらしく、
「やっぱり飲むより塗る(?)が安全だと思って…」と真顔で言っていた。
…いや、塗るにしてもカビキラーは違うぞ!?
(※カビキラーは絶対に人体に使わないでください)
結果、白くなったのは足ではなく、我が家の笑いの記憶。
【第2章|鍵穴 vs CRC556事件】
「鍵穴が硬い?よし、5-56だ!」
静也 “なんか鍵穴の周りがベタついてるぞ?こりゃ556やってるかも。。。”
静也「鍵がスムーズになったけどオイルたした?」
母「お父さんが5-56でシューとして、ほら!ちゃんと鍵がスムーズになったでしょ?って言ってたよ」
静也「鍵穴には556じゃまたベタベタになって余計に回らなくなっちゃうよ。。」
父「鍵穴駄目😭」
(LINEで送られてきたこの一言に、なんかこっちも笑ってしまった)
静也「今度ドライファストルブ持ってくよ。。笑」
CRC556は、鍵穴の友達じねぇぇぇ!!!
油分がホコリを呼び寄せ、数日後にはベタベタ地獄再来。
乾く潤滑剤を使えばいい話なのに…やっぱり説明書は読まない。
ん?意外と親父ってアホちゃうか?笑
と思っていた自分がいた。
【第3章|そして、縄跳びの結び方】
そんな父に育てられた俺も、いまや子供を持つ親。
先日、子供に縄跳びの結び方を教えようとしたら——
うまくできない。
もどかしさが溜まる。
ちょっとイライラしてしまった。
でも、ふと思い出した。
あの説明書を読まない親父のようにはならない。
どちらが賢いか勝負してやる。笑
あの親父の、「カビキラー事件」。
あの親父の、「5-56事件」。
間違えても、突っ走っても、俺は笑ってた。
怒るより、記憶に残ったのはその姿だった。
【第4章|教育において、一番大事と思っていること】
俺はもう怒らない。
自分が子ども時代、怒られて何も覚えてないっていう経験があるからこそ。
でも笑ったこと、驚いたこと、ツッコんだことは今でも覚えてる。
だから俺は今、
七田式プリントを子供に「怒らずに」「続ける」ことを大切にしてる。
学力より、習慣。
正解より、継続。
怒るより、一緒に笑えるほうが、絶対いい。
【結び】
親父へ
君のやらかしは今でも我が家の笑いの中心にあるよ。
そのおかげで、俺は「怒るより笑う」って選択ができてる。ありがとう。
俺は君みたいに、笑いを残せる父親になるよ。
たまには親父みたいにイラッとして怒ってしまうこともあるけれど、
自分の足にカビキラーだけは絶対にやらないと誓うッ!!(笑)
【おしまい】
子育ての中で「おやつ交渉」や「ちょっとした言い合い」が日常茶飯事になってる家庭も多いと思います。
前回の記事でも、我が家の“おやつ攻防戦”について笑えるエピソードを紹介しました
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怒らずに育てるって、正直むずかしい。
でも、ちょっとした視点の変化で、笑える“やらかし”が「ヒント」に変わるかもしれません。
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