はじめに:あの電話、なんか違和感があった
ある朝、通勤中にふと思い出したことがある。
それは、昔の同期からの電話だった。
久しぶりの連絡。
「元気〜?」なんて声を聞いたときは、懐かしさすら感じた。
でも──なんか、妙だった。
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イベント業で独立した同期、そして突然のお願い
その彼とは、高卒で入社した同期。
最初の数年は同じ会社で一緒に働いてたけど、
「イベント業をやる」と言って辞めていった。
20代前半はバチバチにイケイケで、
イベントにも何回か誘われて顔を出したことがある。
コロナ前は勢いがあったんだと思う。
でも、コロナ禍中にお店を開いたらしく、イケイケ感は薄れていた。
ある日、子どもと遊んでいる時に、彼から突然の電話。
久々に話したとき、彼はこうつぶやいた。
「俺もそろそろ結婚したいと思ってるんだけど…
やっぱり会社員のままでよかったのかな…」
そして、核心が来た。
「……言いづらいんだけど、お金、貸してくれない?」
久々の電話の“本題”がこれだった。
予感はあったけど、やっぱり来たか──という感じだった。
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俺は、断った。
とりあえず電話では「またLINEするよ」とだけ返して終わらせた。
その後、ちゃんと考えたうえで、こう返した。
忙しいところ連絡ありがとう!
お金はごめん……俺も今、出費が重なっててきついんだ。
お小遣い制だし…。
でも、もし大変だったらリフレッシュがてら温泉でも行こう!車出すよ〜
彼からは、こんな返信が来た。
ごめんね!お互いがんばろ!!!
そのやりとりで終わった。
でも、この話をきっかけに思い出したことがある。
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思い出した、過去の貸し借りと疑心暗鬼
昔、別の先輩に10万円を貸したことがある。
その先輩はちゃんと返してくれたし、
なんなら多めに振り込んでくれた。
……でも俺は、闇金みたいになるのがイヤで、
その“多め”のお金は送り返した。
いくら信頼してても、返ってくるまでの間、
連絡が1日でもつかないと、
「逃げたか……?」
って疑ってしまう自分がいた。
そんな風に、人を疑うこと自体が疲れる。
お金を貸すことで、信頼関係が崩れるって、本末転倒なんだよね。
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「それ、金利0円のとこあるよ?」→苦笑い
同期の彼には、電話でこう伝えた。
「金利0円のキャンペーンやってる消費者金融もあるし、
そっちで借りたら?」
すると、めっちゃ苦笑いされた。
いや、ほんと冗談じゃなくて──
俺、金融機関じゃない。。
友達に借りるのが一番リスクだよ。
貸すほうも気を遣うし、返すほうも気まずくなる。
お金の切れ目は縁の切れ目。
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消費者金融=怖い? 実際に働いてる友達が言ってた話
ちなみに、別の友達は大手消費者金融で働いてる。
その彼がこう言ってた。
「取り立てとか昔のイメージが強すぎるけど、
今はめちゃくちゃクリーンだよ。ちゃんとした会社は。」
実際のところ:
• 訪問取り立てNG(法律で禁止)
• 電話やSMSでのリマインドが基本
• 相談ベースの対応で、強引さゼロ
• むしろ銀行より丁寧な対応をしてることもある
つまり、「借りる=怖い」はもう古い。
大事なのは「誰から借りるか」と「どう返すか」だと思う。
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子どもとの会話が教えてくれた、伝え方の難しさ
ちなみに、この話を思い出したのには理由がある。
その前日、家にいるときに
「おやつ食べたーい!」と言われたんだけど、
夕飯が食べられなくなるのが目に見えてた。
だから俺はこう言った。
「今食べてもいいけど、これから先はおやつ買わないよ。
それか、晩ごはんのあとのデザートにする?どうする?」
これ、めちゃくちゃ“誘導尋問”だったかもしれない(笑)
でも、伝え方ってほんと難しいなって思った。
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そんな風に、子どもとのやりとりから「人に何かを伝えること」について考えてたら、
電車のアナウンスが流れたその瞬間⸻
……そういえば、同期はこの辺りで働いてたっけなそういえばしかも”お金貸して”って言われたことあったな。
あれも、ある意味で“断る交渉”だったのかもしれない。
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結論:お金は貸さない。信頼を守るために
俺は彼にお金を貸さなかった。
その後、遊びの誘いとかは特に来ていない(笑)
でも、後悔はしていない。
お金が絡むと、人間関係が変わる。
疑心暗鬼になるくらいなら、最初から線引きをしておく。
それが俺なりの“信頼を守る方法”だと思ってる。
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もしあなたが本当に困っていたら…
金を貸さない俺だけど、本当に困ってる人にはこう伝える。
「まずは正規の制度を使おうぜ。」
最近は、金利0円のキャンペーンや、
スマホで簡単に審査できるサービスもある。
人間関係を壊す前に、
制度を使って自分でなんとかする道を選んでほしい。
※リンク審査通過後にここにアフィリリンク挿入予定です。
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おわりに:信頼って、お金より重たいよね
友情とか信頼って、すごく尊い。
だからこそ、「貸さない」ことが優しさになる時がある。
俺があの朝の通勤路で、改めて思い出したのは──
“貸して後悔するより、断って守る”という選択だった。
今日も丁寧に断って一歩前進!
*️⃣関連:実はこの“断り方”と“伝え方”、
育児でもめっちゃ活きてます(笑)
子どもとの「おやつ交渉」から考えた、“選ばせる信頼づくり”の話はこちら:
→ 『おやつ、どうする?|カーム静也式・選ばせる子育て交渉術』※これから作成予定
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