〜答えを押しつけず、選ばせて整える〜
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1. はじめに:あの日のおやつ交渉
ある日の午後、子どもが「おやつ食べたい〜」と言ってきた。
時刻は15時半。まさに絶妙な時間帯。
俺の頭にはすぐ浮かんだ。
「これ、今食べたら夜ご飯が怪しくなるやつ…!」
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2. 提示したのは、2つの選択肢
俺はこう返した。
「今食べてもいいけど、これからはおやつ買わないよ。
それか、晩ごはんのあとのデザートにする?どうする?」
いわゆる“誘導尋問”だったかもしれない(笑)
でも俺は、「選ばせて考えさせる」ことに意味があると思っていた。
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3. 子どもの反応と、10秒の“成長”
子どもは10秒ほど悩んで、こう言った。
「じゃあ…デザートにする!」
お菓子への欲求よりも、
「これからも食べられる未来」を選んだことに、ちょっと驚いたし、正直うれしかった。
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4. なぜ選ばせたのか?親のチル論
「おやつはやめなさい!」って言うのは、実は一番ラク。
でも、子どもは納得しない。
俺自身が“理由もなく否定される”のが苦手なタイプだった。
「なんで?」がわからないと動けない子どもだったからこそ、
自分の子どもには「考える時間」と「納得できる選択肢」を与えたいと思っている。
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5. 成功パターンは他にもある
寝る前に「YouTube見たい〜」と言われたときも、同じように考えた。
「じゃあ寝ないで見てていいよ。
でも明日、身長止まっちゃうかもな〜。
それに、見てて良かったこと5個、つまらなかったこと5個を
この画用紙に書いてくれたらOKだけど…どうする?」
結果、子どもは自分で“寝る”を選んでくれた。
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6. “選ばせる育児”は、信頼の種まき
子どもにだって、ちゃんと考える力はある。
押しつけず、考えさせることで「納得して行動する経験」が育つ。
それは、信頼の積み重ねでもあると思っている。
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7. 妻のリアクションもチルだった
あとで奥さんがこう言った。
「この前もおやつあげなかったら、夜ご飯たくさん食べてたよね。
デザートもいらなかったし!」
俺は心の中でこう思った。
「このまま大人になって、反動で爆食いとかなったらどうしよう…」って笑
でも、自分で選ぶ経験を重ねてるから大丈夫。
“我慢”じゃなくて、“整える”を選んでるんだなって思う。
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8. 結論:親の“整え方”で子どもは育つ
おやつひとつ取っても、
「選ばせる」=「未来を考える力を育てる」ってこと。
これは育児だけじゃなくて、営業でも、仕事でも、人生でも、全部に通じる。
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あとがき
「選ばせてるようで、実は整えている。」
そんな“カーム静也式・育児哲学”、
これからも発信していきたいと思ってる。
今日も子育てで、穏やかに一歩前進。
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「選ばせる」って、育児だけじゃない。
大人同士の“お金を断る交渉術”でも、信頼の扱い方は同じだと思う。
そんな話を通勤中に思い出したエピソードはこちら:
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