鼻が曲がりそう、は子どもの口癖。
風呂上がりにふと気づいた。
「……ん?なんか雑巾みたいな臭いしね?」
それ、俺のタオルだった。
子どもに叱られるよりも早く、自分で気づいてしまったこの現実。
ちなみにうちの子どもは、おさるのジョージが大好き。
テレビで覚えたセリフを、日常生活でバンバン使ってくる。
そして、あの日も——
「パパのタオル、くっさっ!鼻が曲がりそう……!」
ナチュラルなセリフが、心に突き刺さる。
そこから、父としての尊厳を守る戦いが始まった。
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子どもからの叱責|「パパ、私のタオル使わないで!」
俺が使っていたのは、
介護施設に入る前のおばあちゃんがくれた、未使用のフェイスタオル(半年モノ)。
清潔なはずなのに、なぜか俺が使うとだけ臭くなる。
そしてある日、ついに子どもからの通告。
「パパ、私のタオル使わないで!臭くなっちゃうから!」
……もう、ごめんしか言えねぇ。
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電気ケトル熱湯ぶっかけ術|パパの奥義、ここに誕生
そこから俺が編み出したのが、熱湯ぶっかけ除菌法。
• 朝シャワーの前に、洗面器にタオルをIN
• 電気ケトルで沸かした熱湯をドバァッ!
• しばらく放置して、そのまま洗濯機へ
雑菌、皮脂、そして“パパ臭”を根絶するための儀式。
妻から教わった。これは尊厳の護身術だ。
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洗剤は「さらさ」一択|香り控えめ6年選手
洗濯に使っているのは「さらさ」。
香りが強すぎると妻がNGを出すので、我が家はこれ一本。
6年以上使い続けてるが、実はこのにおいバランスを守っているのは、俺なのだ。
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結果報告|改善されたが、男の脂はしぶとい
匂いは確実に改善された。
子どもは最近は何も言わない。つまり、黙認=勝利。
しかし——
熱湯ぶっかけを4〜5回サボると再発する。
俺のだけ、また臭くなる。
妻いわく、他の家庭でもパパのタオル問題は定番らしい。
「なんで俺のだけ臭いんだ!? 洗ってないだろ!」
って言ってた旦那さんもいたそうな……。
これは全国の父に共通する、“男の脂問題”である。
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家事と尊厳|やってるけど、やってない“風”が美学
熱湯除菌以外にも、地味にやってる。
• ゴミ出し:体調不良のとき以外、ほぼ皆勤賞
• 食器洗い:基本的に俺。でも「やってます感」は出さない。なんとなくそれが美学。
誰にも評価されなくても、
俺は“黙して整える”父スタイルを貫いている。
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まとめ|臭くなくなるまでが育児です
娘に叱られ、反省して、改善する。
そしてそれを繰り返す。
これが父という生き物の進化ログであり、
「臭いから始まるパパの整えライフ」である。
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次回予告|干したのに怒られた父、シワと向き合う
「ちゃんと洗ったのに怒られた話|パパ、シワ伸ばしてって言ったよね?」
整えパパシリーズ、次回更新をお楽しみに。
今日も育児で穏やかに一歩前進!
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